b-6-6.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter4黄道12星座の説明25-30ニシェカラグナ

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

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25-30ニシェカラグナ:パラシャラはマイトレーヤに言います。

おお、全ての優秀な賢者よ、私の話を聞きなさい。おおマイトレーヤ、考えてみなさい。ここで、出生時のラグナがはっきりしている時に、ニシェカラグナに到着する方法について説明します。土星が占めている室とマーンディ(グリカ)が占めている室の差が予め判明しています。その結果にラグナと運命の室(第9の家)の差が付け加えられます。ラーシ(星座)や度などの産物は、ニシェカ(受胎)から誕生までの月・日などを象徴します。ラグナの支配星が目に見えない半分の位置(ラグナの室から反時計回りに6室分)にある場合、月が占めているラーシ(星座)において移動した度数などが上記の結果に追加されます。上記の方法でニシェカラグナを計算し、その結果を誕生した人のニシェカラグナと見なすと、子宮内で彼が経験した良い影響と悪い影響を推測して伝えることができます。また、ニシェカラグナの助けを借り、想像力を発揮することで、誕生した人の長寿・死などとその人の両親の影響をよく知ることができます。

 

用語

  • ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点
  • ニシェカラグナ:両親の性交時のラグナ 
  • パラシャラ:占星術の祖とも言える賢者
  • マイトレーヤ:パラシャラの弟子である僧侶
  • マーンディ:インド式占星術の約束事に則って日の出から日没、あるいは、日没から日の出までを八等分した際の土星の時間割のこと
  • グリカ:マーンディの時間帯の始まりに東の地平線に現れる天空の上昇点
  • ラーシ:星座

 

解説

翻訳した書籍においてはニシェカラグナ(受胎)となっているものの、本来的には両親の性交時のラグナのことです。受胎(卵子と精子が結合する時)のラグナには、アダナラグナという名称が当てられています。

「ラグナの主が目に見えない半分の位置(ラグナの室から反時計回りに6室)」とは1室の支配星が地面の下に位置することを言う。つまり東の地平線から昇ってくる上昇点と西の地平線に沈む下降点を結んだ線によって区切られた天球の内、下半分ということです。

翻訳した書籍においてはマンディ(グリカ)と書かれているため、そのまま表記しました。本来はマンディとグリカは別のものであることがわかっています。

 

参照記事

ラグナについて

a-1-9.配置図(クンダリ―)

グリカについて

b-5-1.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質66-70

マーンディとグリカについて

a-8-8.マーンディとグリカの特定方法

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはノートとしてわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるため以後のChapterでノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes

 

次回は

Chapter5

惑星の位置を探し当てるために 1

となりますが、読む必要はありません。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

 

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b-6-6.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter4 黄道12星座の説明 25-30 ニシェカラグナ

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